医療保険には、国の社会保険制度として加入が義務付けられている「公的医療保険」と、任意で加入できる「民間医療保険」の2種類があります。
今回は公的医療保険について紹介していきます。
公的医療保険は、働き方や年齢により加入する保険が異なります。その種類は3つに分類されます。
- 国民健康保険
自営業や退職者、会社に属さない人とその家族などが加入する保険。
- 健康保険
会社員や加入する健康保険組合や協会けんぽなどの職域保険。
- 後期高齢者医療制度
75歳以上の方が加入する保険。
~公的医療保険の適用外になる費用~
公的医療保険の適用外になる費用についてご紹介します。
- 入院中の食事代
- 入院中の日用品費
- 入院中の交通費 など
公的医療保険の適用対象外になる治療費や入院にかかる費用は、全額自己負担になる上に、高額療養費制度のように負担限度額もありません。
~医療費の負担割合~
公的医療保険の負担割合は以下をご参照ください。
医療費の自己負担|厚生労働省
医療費の自己負担について紹介しています。
1ヶ月の医療費が高額になった際には「高額療養費制度」があります。
収入によって、定められている自己負担限度額を超えた分の給付を受けられます。
例)総医療費100万円、年収約370万円~約770万円の区分の場合は、
「80,100円+(総医療費-267,000円)×1%」が自己負担限度額となります。
以下画像参照。
212,570円が高額療養費で支給され、実際の自己負担額は87,430円となります。
次回は【高額療養費】について詳しくご紹介していきます。
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